皆さんは毎年2月に大丸京都店で開催している
「あい・らぶ・ふぇあ」というイベントをご存知ですか？
大丸京都店では約20年ほど前から
「見えないこと」「見えにくいこと」への
理解を深め、広く知っていただくため
福祉啓発事業として行っています。
6階イベントホールで行われた
「あい・らぶ・ふぇあ」の会場の様子を
大丸スタッフの谷村さんに聞いてみました。
～以下、催し担当の谷村スタッフより～
「あい・らぶ・ふぇあ」の会場では、
マッサージの施術や点字などの体験コーナー、
手引きや盲導犬のことを学べるコーナーのほか、
「見えない、見えにくい人と共に暮らす明るい社会」への
想いを力いっぱい描いた「小学生絵画コンクール」
の作品展示をしています。
期間中は毎日PR（ピーアール）犬に会えるんです（^∀^）
PR犬とは
盲導犬になるための訓練をうけていたものの、
少し体が弱かったり繊細すぎたりなどの理由から
盲導犬には向かないと判断された犬たちです。
PR犬はイベントを通じて、
盲導犬の役割や仕事内容など
盲導犬のことをもっと知ってもらうという
大切な役割を担っています。
PR犬や盲導犬は愛情いっぱいに育てられ、
心から人を信頼してくれます。
訓練期間や視覚障害のユーザーの元で
とても大切にされ、しっかりと健康管理もされていますので
大型犬よりも寿命が長いそうですよw(゜o゜)w
盲導犬はユーザーにとって、目の代わりだけではなく、
なくてはならない大切な家族ですねd(ﾟ-^*)♪
盲導犬を街中で見かけたら
「撫でる」「ハーネスを触る」
「声をかける」「じっと見つめる」
といったことは絶対にしちゃいけないんですって。
かわいくてついつい触ってしまいたくなりますが
そうするとうまく誘導できなくなるかもしれないそうです。
お仕事中はやさしく見守ってあげてくださいねd(｡ゝд･)
PR犬は「みなさんに広く理解をしていただく」
という目的のため、直接触れることができます。
盲導犬として育てられた犬たちは、性格がおだやかで、
人をかんだりむやみに吠えたりすることはありません。
犬が怖い、苦手な小さいお子様たちにも
触れて親しんでいただくことができます☆
点字のご紹介ブースでは
点字を一文字一文字打ってみることもできます。
点字は「点」の組み合わせによって文字を表し
指で触ることでその文字を読むことができるんです。
体験ブースではなんと国家資格を持った方の
マッサージを受けていただけますd(´д｀o)ｲｲﾅ♪
白杖(はくじょう)は視覚障害の方のための白い杖。
視覚障害の方を見かけた時に
何かお手伝いしたいけれどうしたらよいのか…
そんな経験はないですか？
「何かお手伝いしましょうか？」
駅のホームなどでお見かけしたら
先ず声をかけてみましょう！
そして「お願いします」と言われたらお手伝いを。
右側通行なら一般的には自分がその方の左側に立ち、
自分の右腕のひじ上ぐらいをつかんでいただいて誘導
すると良いそうです。
実際にスタッフの方が
手引きのアドバイスもしておられました。
どうしたらいいか分からないと声かけすら
戸惑うかもしれませんが、
お見かけしたときは迷わず
お声をかけてくださいね(^-^)/
開会式で独唱を披露してくれたのは
京都府立盲学校 音楽科1年の今井大空(そら)さん！
『Vittoria,vittoria！』・『小さな空』の2曲。
会場に来られたお客様は力強い歌声に
聞き入っていました！
「少し緊張しましたが、気持ちを込めて歌うことができました。」
とコメントをしてくれた大空（そら）さん（*>ω<）ｶｯｺｲｲ
お琴や三線の演奏がおこなわれたり、
可愛い盲導犬グッズやおしゃれな点字グッズの
販売コーナーがあったりと盛りだくさんのイベントでした。
「見えない、見えにくい」を考えて欲しい。
多くの人に知ってもらい、人々が共生するために
「あい・らぶ・ふぇあ」を通じて
自分に何ができるかと考えるきっかけになればと
思います。
～以上、谷村スタッフからのご紹介でした。～
「見えない、見えにくい人と共に暮らす明るい社会」
の実現に向けてみんなが理解を深め、先ず知ってもらうこと
が本当に大切だなと感じます(´∀｀*)
