oshigoto daifukuchou

京都大好き推進室長
デッチーくんの

おしごと大福帳

「どら焼」はご存知ですか??

2019.03.21-14:00

おともだち
みなさまこんにちは!!「京都大好き推進室」企画担当の中原です。

突然ですが、みなさま、『どらやき』といえば、
どんなものを想像されますか??

お寺の銅鑼に形が似ている、円盤状の2枚の生地にあんこを
包んだ和菓子を想像されますか?

それとも、筒型の真ん中にあんこが詰まった和菓子を想像されますか?
もし、後者ならば、あなたはかなりの京都通ですね!!

ということで、今回は、こちら、
笹屋伊織さんにお邪魔しています!!(*゚▽゚)ノ
笹屋伊織_南店.jpg
笹屋伊織さんの『どらやき』は、熱した銅鑼の上で
焼いたことから「どら焼」と名づけられたんですって。
笹屋伊織_どら焼き2.jpg
この「どら焼」の歴史は古く、江戸時代末期に
京都、東寺のお坊さんより、副食となるお菓子を作ってほしいとの
依頼を受け、お寺でも作れるようにと銅鑼の上で焼いて作る
お菓子を考案したとのこと!

しかもこの「どら焼」のすごいところは、
弘法大師の月命日である21日を中心として
前後含めた3日間しか販売されない珍しいお菓子なんです!!
ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
つまり、「期間限定スィーツのはしりなんです!!」
といろいろ教えてくれたのは
笹屋伊織 営業部の田中さん(右)と
デッチーくんのファンという広報宣伝部の片山さん(左)。
笹屋伊織_片山さま.jpg
今回、デッチーくんにぜひ会いたいということで、
この笹屋伊織南店に呼んでいただき、併設されている工場を
案内していただけることになったんです!
(*´∪`*)カンシャ♪カンシャ♪

室長のデッチーくん興味津々、ガラスにへばり付きです・・・
笹屋伊織_へばりつき.jpg
アツアツの鉄板に、薄い生地を均一に流し、
笹屋伊織_生地焼き.jpg
棒状のあんこを見事に鉄板の上でくるくる巻いていきます。
かなりの技術が必要で、「どら焼」をやくのは、
職人さんの中でも限られた方しか焼けないんですって!
笹屋伊織_生地をくるくる.jpg
後ろでは、竹の皮で一つ一つ丁寧に、仕上げをしています。
笹屋伊織_竹包み.jpg
全国の笹屋伊織の「どら焼」は、熟練の職人さんによって
すべて手作りで作っているとのこと。

さらに、限られた方しか入れないという
IORIカフェの二階に・・・・。

おおっ!?ここは!? (゚ロ゚屮)屮オォ!
歴史を感じさせる貴重なお宝がいっぱい!!
笹屋伊織_お宝.jpg
教えてくれるのは、職人の皆様。
お忙しいのにすいません…。
笹屋伊織_レクチャー.jpg
「この箱は、行器(ほかい)と言って、
 御所に納める際に使用していたものなんですよ。」
みごとな螺鈿細工ですけど・・・いつ頃のものなんですか??
「江戸時代のものらしいですよ」
笹屋伊織_箱.jpg
その他にも貴重な品々が…ん!?気になる人形を発見!!
笹屋伊織_毎月くん.jpg
「あー、これは昔の「どら焼」の絵看板なんですよ!!
 昔の人は、文字を読めない人も多かったので、
 絵で内容を伝えていたようなんです。」

「では、デッチーくん、もんだいです。
 ある言葉が隠されているんですが、
 何かわかるかな??」(※答えは文章最後に)
σ(∧_∧;)??

壁面には、いっぱいの菓子木型!!
笹屋伊織_菓子木型.jpg
「笹屋伊織の創業は1716年。京都御所や神社仏閣、
 茶道お家元から依頼を頂戴するたびに昔は、菓子木型を
 作っていたので、本当にたくさんあるんですよ。
 色が飴色なっているものほど、歴史があり、江戸時代のものですね」
笹屋伊織_レクチャー2.jpg
へぇーーーー (」゚ロ゚)」オオオ

「お話ばかりでは面白くないので、
 さぁ、出来立ての「どら焼」をどうぞ!!」
おー!ちょうど、おなかがぐぅーぐぅーなっていたんです!
笹屋伊織_いただきます!!.jpg
のほぉぉぉ ヽ(*´Дヽ)泣゚
なんでしょう、この食感、もっちもち!!
「おいしいでしょう!?おそらく、「どら焼」は出来立てが
 一番おいしいと思うんです。出来たちの「どら焼」は
 私たち社員でもめったに食べることが出来ないんです。」

たしか、生地って何層にも重ねていたはずなのに、
このもちもちの一体感は!?

「ふしぎですよねぇ、薄皮を何層も重ねているのに、
 その食感が生まれるんです。また、重ねているからこそ、
 冷めてもおいしいんです。」
「じつはいまでも、この薄皮はどういった調合なのかは、
 会社の人でも一部の人しか知らない、秘伝となっているんですよ。」
笹屋伊織_どら焼き.jpg
ほぉー、そして、そして!!ヽ(´∀`○)ノ
「そして、そして??
 で、では、おいしい食べ方をご紹介しますね!
 そのままでも、もちろん美味しいのですが、
 もちもち食感をより楽しむならば、竹の皮を外してから
 蒸し器やレンジで温めてもいいですよ!」

「他の食べ方として、トースターで焼いたり、バターソテーにしたり
 てんぷらとして揚げる、よく冷やして食べるという
 方法もありますよ!!」
冷やすんですか!?
「ワインとあうんですよ」
へぇぇぇぇぇ!!!Σ(゚Д゚)
もはや和菓子ではないですね!!
驚きです!!

今日は、和菓子の歴史と新しい魅力を堪能した
室長のデッチーくんでした(•̀ᴗ•́)و

先ほどご紹介した絵看板は「毎月」です!
みなさま、わかりましたか??(*^-^*)

今回ご紹介した笹屋伊織の「どら焼」は
大丸京都店でも弘法さんの月命日の21日を挟んで
20日~22日の3日間、販売しておりますので、
ぜひ、買いに来てね!!

笹屋伊織のホームページはこちらから

https://www.sasayaiori.com/