oshigoto daifukuchou

京都大好き推進室長
デッチーくんの

おしごと大福帳

京都で団扇(うちわ)といえば!!の巻き

2019.09.12-12:32

おともだち
みなさんこんにちは!!「京都大好き推進室」企画担当の松方です。
いよいよ9月。少しは涼しく・・・ならないですねぇ(;´∀`)
さすが京都。まだまだ蒸し暑い日が続きます。
そんなある日。われらが室長のデッチーくん。
この夏どこかのお店でもらった団扇(うちわ)でパタパタと扇ぎながら
京都でよくみかけるあの団扇屋さんに行ってみたいなぁ・・・。
なんて言い出すものですから、そりゃもう行きますよね!
じつは僕も気になってたので(∩´∀`)∩ヤッター

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じゃーん☆
お店に着いたらさっそく軒先にズラリとならんだ団扇たち!!
みなさん、この団扇みたことあるでしょ( *´艸`)
京都では色々なお店で見かけますよねぇ。
この芸舞妓さんのお名前が書かれたステキな団扇。
京都の花街では、夏にご挨拶としてご贔屓のお店さんやお客様に
この団扇を配られます。
その有名な団扇を作ってらっしゃるのがこちらのお店っ!

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京都岡崎にある「小丸屋住井」さんです!
なんと小丸屋住井さんの歴史は千年以上と伝えられています(゚Д゚;)ヒャー
天正年間(1573~92年)時の帝より
「伏見深草の真竹を使い、団扇作りを差配せよ」との命をうけて
「深草うちわ」を確立されました。
江戸時代以降にこの「深草うちわ」が全国的に有名になって
四国で有名な「丸亀うちわ」や岐阜市の工芸品「岐阜うちわ」なども
小丸屋の先祖が伝えたものだそうですよ(´゚д゚`)スゴイ~

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店内に入るなりマジマジと見学をはじめるデッチーくん。
あ、また芸舞妓さんの団扇がありましたね。
これは「京丸うちわ」という種類らしいですよ。

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こちらは「京うちわ」。
「都うちわ」とも呼ばれ、宮廷でも用いられた美しい団扇。
あ、切り絵になってる。カッコイイ~(*ノωノ)イイナ
日本刺繍による源氏物語を写した団扇もあります!すごい技術ですね。
本物の刺繍にしかみえません(゚Д゚;)ビックリ

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「触ってもいいですよ。」とお店の方が言ってくれたのでお言葉に甘えて。
そ~っと、そ~~~っとですよデッチーくん(◎_◎;)コワイ
いつも事務所で扇いでるみたいに振り乱しちゃだめですからね(汗)

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おや、ちゃんと小丸屋さんのことを勉強する気になりましたか。
エライじゃないですか♪
小丸屋さんが深草うちわ450周年記念に制作された書籍を特別に拝見!
技術力や、美術価値の高さに思わずため息がでますね。

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・・・あれ?デッチーくん。なんか緊張してません?
それもそのはず!
デッチーくんが来てくれてるとのことで
なんと「小丸屋」十代目女将の住井啓子さんから
直接お話をいただけることになりました(*ノωノ)ウヒャー

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「こんにちはデッチーくん」
おおおお~!!住井さんのご登場に、私、松方もデッチーくんも
大はしゃぎです(*^▽^*)

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「小丸屋は団扇だけでなく舞台小道具も扱っているんです。
京都の花街の有名な『北野をどり』『京おどり』『都をどり』
『鴨川をどり』『祇園をどり』などの小道具も私たちで
担当させていただいてるんですよ。
をどりのお扇子を作るにあたっては、必ず、をどり全体のテーマや
唄、場面、お扇子を持つ芸舞妓の着物を確認し、一回ごとに作り変えています」
こだわりがハンパない~φ( ̄Д ̄ )ホォホォ サスガ!!.
そのほか狂言などの小道具も扱われているそうで
小丸屋さんは伝統芸能の知識も完璧でらっしゃいます!
それはみなさん全国から頼ってこられるのも不思議ではありませんね。
すごすぎます(´;ω;`)カンドウ

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最後に住井さんと記念撮影☆
小丸屋・住井さんの熱い想いに感動したデッチーくん。
これからは京都で伝統芸能に触れる際に
小道具にもしっかり注目しようと心に誓うのでした。

※デッチーくんの取材のために、今回特別に、写真撮影やうちわを持つことを
 許可いただきました。本当にありがとうございました。

【小丸屋住井】
http://komaruya.kyoto.jp/