何度か進捗をご報告してきました
壬生寺さんと進めている
復元「新選組だんだら羽織」が
いよいよ完成したと連絡が入りました◝(⁰▿⁰)◜✧
ということで、取りに来たのはなんとこちら・・

京友禅の老舗『千總(ちそう)』さんです!
「千總」さんは、室町時代の
1555年(弘治元年)に京都で創業し
460年以上の歴史を持つ会社です。
大丸よりも大先輩!!Σ(゚∀゚ノ)ノヒャー
このたびの新選組だんだら羽織の復元製作において
じつはこちらの「千總」さんにお願いをしていたんです。

振り返れば昨年夏の8月に
初めてこちらの千總さんを訪ねて
壬生寺さんと大丸との復元にかける想いをお伝えし
製作のご協力に快くお返事をいただいたのが始まりでした。




何度も打ち合わせをかさね
素材、サイズ、デザイン、色など
確たる資料が現存していないので
あくまで今一般的に世に出ている文献や
京都新選組同好会さんなど
歴史に詳しい方のご意見もいただきながら
何度も論議をかさね製作してきました。
以前ご紹介した「染司よしおか」さんや
「有樹和裁」さんたちをご紹介いただいたのも
じつはこちらの千總さんなんです!٩(ˊᗜˋ*)و

「こ、こんにちは~」( ° ω ° ; )
デッチーくん、なんだか怪しいよ。
老舗さんだから緊張するよね(^_^;)

「今日はよろしくおねがいします~」
デッチーくん。大丸の店長と一緒に
緊張しながらもいよいよお受け取りです。

ジャーーン☆
どうですか!この立派な桐箱☆∑Σ( °∀°ノ)ノ
なんと千總の仲田社長(お着物の方です)が
自らご登場くださり贅沢にも
直接手渡ししていただきました!
感激です☆

おおきいでしょ。
羽織の素材は今では貴重な国産の「麻」を使用していて
折り目など「跡」が付きやすいんです。
なので通常の着物のたとう紙に入れるのではなく
袖部分だけをたたんだサイズに合わせて
特注の桐箱を誂えていただきました。

そして実は今回2枚製作したんです。
1枚は壬生寺さんへ奉納(手前)
もう1枚は今回のご縁を社内で後世に語りつぐべく
大丸で大切に未来に残していきます。

フタの裏には今回携わった皆様の
お名前をいれていただきました。
スバラシイです~☆(*//艸//)♡

おっと。中身の羽織は
次回の報告「奉納式典」にてお披露目いたしますので
今日はここまで♪( ^ω^ )
ここから先100年後、200年後の未来に
歴史と共に私たちの想いを残せるよう
みなさんとともにこの羽織を
大切に育てていきたいと思います。

千總さん、今回は本当に大変お世話になりました。
京都の老舗の大先輩に協力していただき
本当にすばらしい羽織が完成しました。
皆様引き続き応援よろしくお願いいたします☆
【千總】
http://www.chiso.co.jp/