oshigoto daifukuchou

京都大好き推進室長
デッチーくんの

おしごと大福帳

『復元新選組だんだら羽織』の巻

2020.08.31-16:00

おともだち
みなさんこんにちは☆デッチーくん秘書の谷口です。
今はほんとに大変な状況がつづきますね。
早く安心して暮らせる毎日が戻ってきますように。

さて、そんな辛く苦しいニュースが多いなか
せめて少しでも明るい話題をお届けできればと思います。

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昨年夏より制作を進め、先日完成しました
『復元新選組だんだら羽織』を
3/27「3ミ・2ブ・7ナ」の日にあわせて
壬生寺さんに奉納いたしました。

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「壬生菜」発祥の地ということで
毎年3/27には壬生寺さんで壬生菜の法要をされているんです。

私たちが制作した羽織は
壬生寺さんとのご縁で生まれたものですから
この日に奉納させていただくことになりました。

制作に携わっていただいた関係者と少人数のお客様のみで
感染症対策を徹底して厳かに法要を営みました。

さあ、みなさまお待たせしました。
こちらが完成した羽織です!!

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ジャジャーーーーン!!
いかがですか!この鮮やかな色!
「麻」で出来た新選組の羽織は
私もいまだかつてみたことがありません~

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パリっとしててカッコイイです。
昔新選組が着ていたのは
きっとこんな感じだったんでしょうか。

今回はじつは2枚制作いたしました。
1枚は壬生寺さんへ奉納
もう1枚は大丸にて
大切に未来に残していきます。

このブログでも数回にわたり
制作過程をご報告してきましたが
ご協力いただいた皆様とともに
無事に奉納することができました。

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制作のご協力をお願いした
千總 仲田社長

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染色をご担当いただいた
染司よしおか 吉岡更紗さん

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お仕立て(縫製)をご担当いただいた
有樹和裁 金井社長

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そして背中の「誠」の文字を揮毫いただいた
壬生寺貫主 松浦俊海様(左)と
今回の羽織制作のきっかけをくださった
壬生寺副住職 松浦俊昭様(右)

オール京都で完成したこの羽織。
100年後200年後の未来には
歴史と共に私たちの想いを残してくれる
京都にとっても価値あるすばらしい羽織に
育ってほしいと願っています。

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さらに今回の復元にご賛同いただいた
色彩作家の「内藤麻美子」さんが
特別にその想いを作品にしてくださいました。
(デッチーくん・・フォルムが気になります・・)

内藤さんは人の感情を色で表現される作家さんで
今回のテーマ
「新選組の未来へ繋ぐ心意気」や
「浅葱色の解釈の幅と魅力」を表現くださいました。
胸がいっぱいです。

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最後に関係一同でパチリ☆

これからも『復元新選組だんだら羽織』
どうぞみなさまよろしくお願いいたします。