今はほんとに大変な状況がつづきますね。
早く安心して暮らせる毎日が戻ってきますように。
さて、そんな辛く苦しいニュースが多いなか
せめて少しでも明るい話題をお届けできればと思います。
![2.jpg](/assets_c/2020/08/4aa7fbefe90b88da8211001228dfd93457cd424e-thumb-400xauto-2995.jpg)
昨年夏より制作を進め、先日完成しました
『復元新選組だんだら羽織』を
3/27「3ミ・2ブ・7ナ」の日にあわせて
壬生寺さんに奉納いたしました。
![3.jpg](/assets_c/2020/08/fe0b3eb4dd834328bd6811111b579dbdc620e9c5-thumb-400xauto-2975.jpg)
「壬生菜」発祥の地ということで
毎年3/27には壬生寺さんで壬生菜の法要をされているんです。
私たちが制作した羽織は
壬生寺さんとのご縁で生まれたものですから
この日に奉納させていただくことになりました。
制作に携わっていただいた関係者と少人数のお客様のみで
感染症対策を徹底して厳かに法要を営みました。
さあ、みなさまお待たせしました。
こちらが完成した羽織です!!
![4.jpg](/assets_c/2020/08/e890d7c2f5ab89d28341133b1374241300b806f9-thumb-400xauto-2977.jpg)
ジャジャーーーーン!!
いかがですか!この鮮やかな色!
「麻」で出来た新選組の羽織は
私もいまだかつてみたことがありません~
![5.jpg](/assets_c/2020/08/641620eae28a25b27cb7460339e2b80075b97b7b-thumb-400xauto-2979.jpg)
パリっとしててカッコイイです。
昔新選組が着ていたのは
きっとこんな感じだったんでしょうか。
今回はじつは2枚制作いたしました。
1枚は壬生寺さんへ奉納
もう1枚は大丸にて
大切に未来に残していきます。
このブログでも数回にわたり
制作過程をご報告してきましたが
ご協力いただいた皆様とともに
無事に奉納することができました。
![6.jpg](/assets_c/2020/08/fb64103669e23eb6f7e1b7bace1e3664f296c29a-thumb-400xauto-2981.jpg)
制作のご協力をお願いした
千總 仲田社長
![7.jpg](/assets_c/2020/08/3f7c0e5f307beb8f903e8a85c987d5b991377875-thumb-400xauto-2983.jpg)
染色をご担当いただいた
染司よしおか 吉岡更紗さん
![8.jpg](/assets_c/2020/08/f9aa78070c8cb8ec4f4548f22db2f51eaa1bcf5e-thumb-400xauto-2987.jpg)
お仕立て(縫製)をご担当いただいた
有樹和裁 金井社長
![9.jpg](/assets_c/2020/08/afce50915afa2247eb4f95ad3dee73fbe2582d71-thumb-400xauto-2989.jpg)
そして背中の「誠」の文字を揮毫いただいた
壬生寺貫主 松浦俊海様(左)と
今回の羽織制作のきっかけをくださった
壬生寺副住職 松浦俊昭様(右)
オール京都で完成したこの羽織。
100年後200年後の未来には
歴史と共に私たちの想いを残してくれる
京都にとっても価値あるすばらしい羽織に
育ってほしいと願っています。
![10.jpg](/assets_c/2020/08/6bb0a039098c1db16d5c358f3e6189cf98da9227-thumb-400xauto-2991.jpg)
さらに今回の復元にご賛同いただいた
色彩作家の「内藤麻美子」さんが
特別にその想いを作品にしてくださいました。
(デッチーくん・・フォルムが気になります・・)
内藤さんは人の感情を色で表現される作家さんで
今回のテーマ
「新選組の未来へ繋ぐ心意気」や
「浅葱色の解釈の幅と魅力」を表現くださいました。
胸がいっぱいです。
![11.jpg](/assets_c/2020/08/2a3a1bd2b87868c70ba7e558ccfbaafd931df160-thumb-400xauto-2993.jpg)
最後に関係一同でパチリ☆
これからも『復元新選組だんだら羽織』
どうぞみなさまよろしくお願いいたします。