今はほんとに大変な状況がつづきますね。
早く安心して暮らせる毎日が戻ってきますように。
さて、そんな辛く苦しいニュースが多いなか
せめて少しでも明るい話題をお届けできればと思います。

昨年夏より制作を進め、先日完成しました
『復元新選組だんだら羽織』を
3/27「3ミ・2ブ・7ナ」の日にあわせて
壬生寺さんに奉納いたしました。

「壬生菜」発祥の地ということで
毎年3/27には壬生寺さんで壬生菜の法要をされているんです。
私たちが制作した羽織は
壬生寺さんとのご縁で生まれたものですから
この日に奉納させていただくことになりました。
制作に携わっていただいた関係者と少人数のお客様のみで
感染症対策を徹底して厳かに法要を営みました。
さあ、みなさまお待たせしました。
こちらが完成した羽織です!!

ジャジャーーーーン!!
いかがですか!この鮮やかな色!
「麻」で出来た新選組の羽織は
私もいまだかつてみたことがありません~

パリっとしててカッコイイです。
昔新選組が着ていたのは
きっとこんな感じだったんでしょうか。
今回はじつは2枚制作いたしました。
1枚は壬生寺さんへ奉納
もう1枚は大丸にて
大切に未来に残していきます。
このブログでも数回にわたり
制作過程をご報告してきましたが
ご協力いただいた皆様とともに
無事に奉納することができました。

制作のご協力をお願いした
千總 仲田社長

染色をご担当いただいた
染司よしおか 吉岡更紗さん

お仕立て(縫製)をご担当いただいた
有樹和裁 金井社長

そして背中の「誠」の文字を揮毫いただいた
壬生寺貫主 松浦俊海様(左)と
今回の羽織制作のきっかけをくださった
壬生寺副住職 松浦俊昭様(右)
オール京都で完成したこの羽織。
100年後200年後の未来には
歴史と共に私たちの想いを残してくれる
京都にとっても価値あるすばらしい羽織に
育ってほしいと願っています。

さらに今回の復元にご賛同いただいた
色彩作家の「内藤麻美子」さんが
特別にその想いを作品にしてくださいました。
(デッチーくん・・フォルムが気になります・・)
内藤さんは人の感情を色で表現される作家さんで
今回のテーマ
「新選組の未来へ繋ぐ心意気」や
「浅葱色の解釈の幅と魅力」を表現くださいました。
胸がいっぱいです。

最後に関係一同でパチリ☆
これからも『復元新選組だんだら羽織』
どうぞみなさまよろしくお願いいたします。