はぁ〜。リフレッシュしたいなぁ。
あ、突然すみません。
最近ちょっと忙しかったものですから(^_^;)

・・・デッチーくん、なんでこっちみてるの?
もしかして心配してくれてるの?

というわけで!シュワーーーッチ!
リフレッシュできる素敵な場所があるよと
デッチーくんが「平安神宮」さんに
連れてきてくれました\(^o^)/ワーイ
デッチーくんは約2年前に来てたようですが
僕は初めてなんです!
(2019/8/1のブログ
「祇園祭の次の三大祭・・とはの巻」をみてね)

あ、京都検定を勉強している僕ですから
平安神宮さんの基本知識はバッチリですよ!
明治28年に平安奠都1100年記念で創建され
桓武天皇と孝明天皇の二柱が
御祭神の神社ですよね(๑´ڡ`๑)ジシンマンマン
え(・・)?
今日は神社の中にある「お庭」を見にいく?
そしてある方と待ち合わせしてる?
どなたですか〜
きいてませんよぉ(;^ω^)ドキドキ

あ、いたいた!
こんにちは〜〜♪小川さーん!
え?小川さんって・・まさか(・・;)

うわぁ!!
御庭植治の次期十二代 小川勝章さんではないですか!
そして、平安神宮権禰宜の南坊城さんもおられる!
なんと贅沢な〜(@_@;)ヒャー
御庭植治㈱さんは250余年の歴史があり
特に七代目小川治兵衞さんは「植治」の名で知られ
「平安神宮」「無鄰菴」「円山公園」などの
京都を代表するお庭をたくさん手がけておられ
とっっっっても有名ですよね(*´艸`*)カンゲキ
京都検定にも出てました〜!

こちら、以前おじゃました岩倉実相院さんの
「こころのお庭」は、小川勝章さんと
市民の皆さんで作庭されたお庭!素敵でしたね☆
(2020/10/9のブログ
「床にうつるもみじといえば!の巻」をみてね)

さて、平安神宮さんの神苑は
約10,000坪もある広大な池泉回遊式庭園。
南、西、中、東の四苑で構成されています。
今日は南神苑→西神苑→中神苑→東神苑
この順にまわっていきます!

さぁ、なんとも贅沢なご案内のスタートです。
デッチーくんも張り切ってますね!
僕もテンションMAXです(*^_^*)

あれ?
とつぜん電車?お庭は?
南神苑にはこちらの電車があるのですが・・
なんと「日本最古の電車」なんです(゚∀゚)エェ!?
明治28年に日本最初の電車として運行していました。
京都の街では「チンチン電車」として親しまれましたが
昭和36年に完全に廃線となり姿を消しました。
平安神宮さんにはその電車が保管されていて
なんと昨年、令和2年に国の重要文化財に指定されたんです!
これは要チェックですよ〜(。>﹏<。)スゴイ

さて、南神苑には
野筋(のすじ)と遣水(やりみず)があり
八重紅枝垂れ桜の名所として親しまれています。
竹取物語や源氏物語などに登場する草木が
約180種類植栽されていて
王朝文化をしのばせる庭として
「平安の苑(へいあんのその)」
と名付けられているんですよ(#^.^#)ロマン
4つのお庭の中では一番新しいそうです。

お次は西神苑。
こちらのお庭は「花菖蒲(はなしょうぶ)」が有名!
撮影時にはちらほら咲き始めていました。
毎年5月下旬〜6月中旬が見頃。
約2,000株もの花菖蒲が神苑を彩ります!

あ、三尊石(さんぞんせき)がありました。
三尊石は石を、お寺では「御仏」に
神社では「御祭神」に見立てているそうです。
みなさんご存知でした?
別のお庭でもさがしてみよう〜♪

「デッチーくん、こちらの中神苑と
さきほどの西神苑は
平安神宮創建時に作庭されたお庭なんですよ。」
ほわぁぁ〜
小川さんからお聞きすると感慨深いですね。

池をかこんで杜若(かきつばた)が群生しています。
水面には睡蓮の花も。
どの方向を見ても美しい光景です。

さらに、この中神苑には
「臥龍橋(がりゅうきょう)」といって
沢渡(さわたり)という池の中に据えられた
飛び石があるんです。
(みなさんも渡れますよ!)
ここに使用されている石材は
なんと天正17年に豊臣秀吉が造営した
三条・五条大橋の橋脚だそうです!(゜o゜;)レキシ

ぼぉぉ〜・・・。
デッチーくん、見とれております(^^)

小川さんが次に案内してくださったのは
最後の東神苑。
ここは一番大きな池があるお庭で迫力満点!

「デッチーくん、こちら
東山を借景とした東神苑は
中・西神苑につづき
明治末期から大正初期にかけて造られたんです。
広大な栖鳳池(せいほういけ)には
鶴島(つるしま)・亀島(かめしま)が配置され
その周囲に八重紅枝垂桜をはじめ
さつき・つばきなどの花木が植栽されていて
水面にうつる花々は別格なんですよ。」

すごい大迫力のお庭にデッチーくんも呆然(*_*)

栖鳳池(せいほういけ)の中央にかかる橋殿は
「泰平閣(たいへいかく)」。
なんと京都御所から移築されたそうです(゚∀゚)ドヒャ

回廊の両サイドは
腰がかけられるようになっていて
広大な栖鳳池を
ゆ〜っくり堪能することができます!

「向こうに見えている建物は
尚美館(しょうびかん)という貴賓館です。
あちらも京都御所から移築されてきました。」
と、南坊城さんが教えてくれました(@_@;)ヒャー

3人ならんでハイポーズ。
あら。デッチーくんポーズですね(*´艸`*)

泰平閣は大人気で
カメラを持った人が耐えません!
ほんとにすばらしい光景です〜☆

御庭植治㈱ 小川様
平安神宮 権禰宜 南坊城様
今日は本当にありがとうございました!
「庭は、季節や時間によって
表情が異なる一期一会の世界です。
石や木から庭を見るのも
作者や時代から入るのも自由。
ぜひ何度も訪れていただきたいです。」
そう語る小川さん。
代々と作業を継承されながら
そこに宿る見えない志も継承されています。
小川さんの今後のご活躍に大注目ですね☆
みなさん。
春と秋だけではなく
いろんな季節、いろんな時間に
京都のすばらしいお庭を訪れてみてください!
※感染対策にご留意のうえお楽しみください
※神苑の拝観時間などは下の平安神宮HPをご確認ください
【御庭植治株式会社】
https://ueji.jp/
【平安神宮】
http://www.heianjingu.or.jp/index.html