oshigoto daifukuchou

京都大好き推進室長
デッチーくんの

おしごと大福帳

歴史を感じる水の旅!の巻

2020.10.07-14:05

かんこう
みなさんこんにちは!!「京都大好き推進室」企画担当の松方です。
今日は滋賀県大津市に来ています。
え?何しにきたかって?

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それはこちら!
どこだかわかりますか?
この大きな水門は
「大津閘門(おおつこうもん)」といって
琵琶湖から京都に舟を通すために
重要な役割を果たした門なんです。

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門が開くとその先は
京都の街へと続く水路につながります。

そう。今日は
今年、日本遺産にも認定され
「京都創造者大賞」も受賞された
琵琶湖疏水を巡る船旅
『びわ湖疏水船』にやってきましたぁ!
あ、奥に今から僕たちが乗る船が見えていますね。

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琵琶湖疏水とは
明治維新後に衰退する京都に活力を与えた一大事業で
琵琶湖から京都に水を引くことで
舟運や水力発電、その発電により日本発の路面電車が走るなど
明治の先人たちが未来の京都のために
とてつもなく尽力された努力、技術の集大成なのです。

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交通の発達などで衰退し長らく途絶えいましたが
なんと2018年春、本格的な通船が
67年ぶりに復活し
京都の新たな魅力スポットとして大人気なんです!
みなさん、もう乗船されましたか?

なんとこのたび、ご担当者様から
「デッチーくん、乗船しにきませんか!」
というご連絡をいただき
さっそく室長は喜んで
すっ飛んでいきましたよ~☆

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京阪三井寺駅から徒歩2分で
大津の乗下船場があります。

まずはいきなり乗船するのではなく
約30分、歴史の勉強や
ガイドさんによる注意事項の説明を受けますよ~
あ~ワクワクしてきました。

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案内ガイドのTOM(トム)さんが
びわ湖疏水船の歴史や
船に設置されている救命胴衣のつけ方などを
ここで丁寧に教えてくださいます。

説明が終わると
デッチーくんをお見送りするために
なんとお友達が来てくれました!!

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じゃーん!「ひかりちゃん」です☆
ひかりちゃんは京都市上下水道局の
マスコットキャラクター♪

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京都市上下水道局には
「澄都(すみと)くん」「ひかりちゃん」という
清らかな水が流れる川辺で見かける
ホタルをモチーフに生まれた
マスコットキャラクターがいるんです。

ひかりちゃんとは以前、下京区ふれあいまつりで
会ったことがあるんですよ。

お久しぶり!ひかりちゃん☆

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これから乗船する船の前で
仲良く記念写真☆

久しぶりに会えて
うれしそうですねデッチーくん♪

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さていよいよ船に乗り込みますよ。
なんとか無事に乗船完了です。

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つかの間でしたがひかりちゃんとは
ここでお別れ・・・。
寂しいけどまたすぐ会おうね。
ほんとにありがとう、ひかりちゃん!

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じゃあ、いってきまーーーす☆
ひかりちゃんと、スタッフの皆様に
お見送りいただいていよいよ
約55分の船旅のスタートです☆

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スタートすると
さっそく一番長いトンネル
「第一トンネル」に突入します。

ん?
トンネルの入口に何か文字がありますね。

『気象萬千(きしょうばんせん)』

「様々に変化する風光はすばらしい」という意味で
なんと初代内閣総理大臣
伊藤博文による揮毫だそうです!ひゃー

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そう、この各トンネルの出入口にある文字は
「扁額(へんがく)」といって
びわ湖疏水船に乗船の際は必須の
要チェックポイントですよ!!

伊藤博文をはじめ政府の要職を
歴任した明治の元勲たちが揮毫しており
いかに琵琶湖疏水の事業が巨大なもの
であったかが伺えますね。

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さあ船はトンネルを進みますよ~

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案内ガイドのトムさんによるクルーズ・・
トム・クルーズ・・・あら。
もとい!トムさんの知識はすばらしく
膨大な知識を
余すところなく披露くださいます!

先ほどは「伊藤博文」の扁額を
教えてもらった矢先
トムさんが教えてくれたのはこちら!

なんとトンネル内に立派な
文字があらわれました!びっくり!

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こちらの扁額は
琵琶湖疏水の建設の際に活躍した
時の京都府第三知事「北垣国道」揮毫による
『寶祚無窮(ほうそむきゅう)』という文字。
「皇位は永遠である」という意味です。
これは乗船しないと絶対にみれません!

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さあ全長約2,436mの長い第一トンネルをぬけると
穏やかな景色が見えてきました。
四ノ宮エリアです。
びわ湖疏水船はこの四ノ宮にも
乗下船場があるのでここからも乗り降りできますよ。

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春は桜、秋は紅葉と
風光明媚な季節の景色が味わえます。

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次の諸羽トンネルをぬけると
「山科疏水」と呼ばれる疎水みちに出ます。
桜や紅葉の名所でもあり
「毘沙門堂」「天智天皇陵」などもある
歴史深いエリアです。

ウォーキングツアーなども行われる
この山科疏水沿いは
お散歩などおだやかな憩いの場として
山科の皆様に愛されています

デッチーくんに気づいた人が
たくさん手を振ってくれました♪

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山科疏水を過ぎると
第二トンネルが見えてきます。

ちょっとまって!
このトンネルの手前に見えるこの小さな橋は
なんと日本で初めて造られた
鉄筋コンクリートの橋なんですって!!

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すぐ横にはその証として
「本邦最初鉄筋混凝土橋」
と書かれた石碑が建っていました。
歴史を感じます~

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あれ?入ったときは丸い入口だった
第二トンネルが
出口では先がとんがった形になってる!
デザインがそれぞれ違うのも
見所の一つですね。オシャレ!

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さあ、最後の第三トンネルをぬけるといよいよゴール
京都の蹴上(けあげ)エリアです。

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トンネルを出てすぐに乗下船場があります。

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デッチーくんお疲れ様でした!
スタッフさんがあたたかく迎えてくれます。

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この乗下船場には
「旧御所水道ポンプ室」があります。
明治45年に、御所に防火用水を送る目的として
つくられました。
設計者は、京都国立博物館とおなじ
片山東熊、そして山本直三郎。
貴重な産業遺産として今に風格を残しています。
ここも要チェックですよ☆

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案内ガイドのトムさん、そして船長と一緒に
記念撮影☆
すばらしいガイドと安全運航をありがとうございました!

写真29.jpg
そしてデッチーくんを乗船に誘ってくださった
京都市上下水道局の水上さん!
本当にありがとうございました☆

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蹴上で下船すると
その先は近年インスタ映えスポットとして
人気の「インクライン」へとつづきます。

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さらに、そのインクライン下を通る
トンネル「ねじりまんぽ」にも
見逃せない扁額がありますから
ぜひ足を運んでみてくださいね。

琵琶湖疏水について詳しく知りたい方は
インクラインから歩いてすぐの
「琵琶湖疏水記念館」もオススメです☆

びわ湖疏水船のこの秋の周航は
10/1~11/30まで!
乗船は完全予約制なので
下のリンクからチェックしてみてくださいね☆

【びわ湖疏水船 公式】
https://biwakososui.kyoto.travel/
【びわ湖疏水船 予約申し込みサイト】
https://biwakososui.jp/biwakososui/
【琵琶湖疏水記念館】
https://biwakososui-museum.city.kyoto.lg.jp/